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ニッコンHD、倉庫事業が全体の増収増益をけん引

2020年5月25日 (月)

財務・人事ニッコンホールディングスが22日に発表した2020年3月期の連結決算は、売上高1995億1200万円(前期比0.9%増)、営業利益208億9000万円(4.3%増)と堅調に業績に伸ばした。

全体の増収増益に大きく貢献した倉庫事業は、滋賀県長浜市、熊本県菊陽町、三重県いなべ市、タイ、メキシコで倉庫を新設・増設したことで貨物取扱量が増加し、前期比8.2%増となる310億5600万円の部門売上を計上。部門利益は21%増の77億5100万円となった。

運送事業は貨物取扱量を伸ばし0.4%の増収だったものの、人件費や減価償却費が膨らんだ影響で、部門利益は4.9%減の52億円だった。梱包事業は業務量の減少により、0.6%の減収、7.4%の減益で着地した。

今期の見通しについては、新型コロナウイルスの影響を合理的に算出することが困難だとして、業績予想の公表を見送った。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高199,512 [0.9%]150,590 [2.1%]101,416 [6.3%]50,728 [7.4%]
営業利益20,890 [4.3%]15,562 [6.1%]10,954 [23.8%]5,337 [26.2%]
最終利益16,721 [13.2%]12,743 [18.1%]9,226 [40.6%]4,529 [44.5%]
売上高営業利益率10.5%10.3%10.8%10.5%