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消費者8割がトラック運転手に感謝も3割リスク感じる

2020年5月26日 (火)

調査・データ日本マーケティングリサーチ機構(東京都港区)が行った「コロナウイルスに対する世論調査」によると、アンケートに回答した2600人のうち82%がトラック運転手や配送員に感謝していることが分かった。

一方で、ドライバーから感染のリスクがあると思うかという問いには、「あると思う」(33%)が「ないと思う」(18%)を上回った。配送員が除菌スプレーを向けられたり、長距離トラックドライバーが差別的な扱いを受けたりする事例も報じられており、消費者は物流機能に感謝しつつも、感染のリスクを少なからず感じているようだ。

ただし、感染を踏まえてドライバーの業務を停止するべきだと思うかという問いに対しては、61%が「するべきではない」と回答し、「するべき」の4%を大きく上回っていることから、今後は物流機能を止めずに利用者自身が感染リスクに備える動きが広がりそうだ。配送会社には「置き配」や受領印不要の受取りサービスなどが求められる。

■調査結果(出所:日本マーケティングリサーチ機構)
(1)トラック運転者や配送員からコロナ感染のリスクがあると思うか
・あると思う :33.15%
・どちらとも言えない :49.08%
・ないと思う :17.77%

(2)コロナ感染を踏まえ、トラック運転者や配送員の業務を停止するべきだと思うか
・するべきではない:61.19%
・どちらとも言えない:34.88%
・するべき:3.92%

(3)トラック運転者や配送員が現在のコロナの中業務にあたっていることに感謝しているか
・感謝している:82.08%
・どちらとも言えない:14.96%
・感謝していない :2.96%