ロジスティクストランスコスモスは3日、中国でコールセンター事業を展開する100%子会社・上海特思尓大宇宙商務咨詢有限公司が、中国大手EC企業のタオバオへの進出、運用に特化した独自開発のCRMシステム「transCRM」の提供を開始したと発表した。
上海特思尓大宇宙が開発したtransCRMは、通常のコールセンターマネジメント機能に、(1)タオバオ側システムとの顧客対応情報・受注情報などの相互連携機能(2)倉庫側システムとタオバオ側システムとの在庫・出荷・返品情報などの相互連携機能――の2機能を新たに追加したもの。
これにより、タオバオでの取引に必要なシステムとコールセンターをワンストップで提供することができ、注文情報と顧客の声(VOC)を一元管理することも可能になる。タオバオ、倉庫側システムとの在庫データ、配送状況、返品、交換情報の連携機能も備えた。
タオバオ側システムとの連携機能では、タオバオの標準チャットツール「アリワンワン」を通じた顧客からの問い合わせと連動して顧客の情報や購買履歴を表示する機能を備え、スムーズな顧客対応を実現する。
■「transCRM」の主な機能
コールセンターマネジメント機能(顧客管理、商品管理、対応履歴管理など)
タオバオ側システムとの顧客、受注情報の連携
チャットツール「アリワンワン」との顧客、受注情報の連携
タオバオ、倉庫側システムとの在庫データ、配送状況、返品、交換情報の連携
既存顧客へのeDM(メルマガ)配信、配信管理機能
上記関連レポート機能並びに購買データ分析機能(RFM分析など)