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三井倉庫、日本BD・メディコンの物流一括受託

2020年6月2日 (火)

メディカル三井倉庫は2日、日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)とメディコンから国内物流業務を一括受託し、6月から全国3拠点で順次業務を開始する、と発表した。

同社は、2012年から日本BDの西日本物流センター業務を受託し、事業継続性(BCP)に配慮した「関西P&Mセンター」で高品質なオペレーションを提供。17年にメディコンが日本BDのグループ企業となったことに伴い、両社間で流通管理の一元化を目指すプロジェクトが発足し、三井倉庫が同一拠点で共同運営と流通過程の最適化を実現するスキームを構築するに至った。

具体的には、三井倉庫が輸入製品受け入れ後の製造業務を含む物流オペレーション全般と国内代理店などへの配送管理を受託。日本BD向けに物流サービスを提供していた「関西P&Mセンター」(神戸市須磨区)を西日本の拠点として強化し、東日本の拠点を「関東P&Mセンター」(埼玉県加須市)に新設する。東日本の拠点には、日本BDの福島工場で行われていた物流業務も移管する。

これにより、3社は販売情報に基づく在庫の最適配置と同じ品質管理基準による安定したオペレーションを実現。販売先へ迅速かつ安定的に製品を供給する体制を整える。

▲21年6月竣工予定の「関東P&MセンターII」の完成予想図(出所:三井倉庫)

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