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東京圏賃貸物流施設、需要旺盛で1-3月空室0.8%

2020年6月5日 (金)

調査・データジョーンズラングラサールが4日に発表した東京圏の賃貸物流施設に関する調査結果によると、ことし1月から3月に竣工した施設は10棟で、新たに供給された延床面積は2006年の統計開始以来最大となる98万2000平方メートルだったが、3月末時点の空室率は0.8%と前期から0.1ポイント低下。旺盛な需要が続いていることを示した。

特に東京ベイエリアの需要が高く、空室率は前期から0.5ポイント低下し0.3%に、1坪あたりの賃料月額は前期から2.3%増の4965円となった。内陸エリアの空室率は1.1%(0.1ポイント上昇)、賃料月額は前期並みの4022円だった。

同社は今後の見通しについて、「20年と21年に大規模な新規供給が予定されているものの、旺盛な需要が予想されることから、空室率の上昇は限定的」とみており、賃料は安定的に推移すると予測している。