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JR貨物、留置コンテナの位置把握システムを刷新

2012年9月12日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は12日、10月から新機能を備えた次期「TRACEシステム」機器への取替えを開始すると発表した。
TRACEシステムは、駅構内留置コンテナの位置情報を把握するもので、2004年1月に導入、すべてのフォークリフトに機器を設置した。

 

新機能を追加することで、コンテナ荷役作業時の貨物事故を防止するほか、安全性、作業能率を高める。

 

次期TRACEシステム機器では、フォークリフトに録画カメラを取り付け、コンテナ荷役作業の状況を動画で保存するドライブレコーダーを搭載。カメラは、フォーク爪元部とマスト上部の2か所に装着する。

 

また、作業中のコンテナ重量を推測し、モニタ画面に表示する機能を装備。貨車吊上げ脱線可能性の検知機能として、フォークリフトの爪に設定値以上の重量負荷がかかった場合に、警告を発する機能も備える。

 

さらに、IT-FRENSシステムの情報をモニタで照会する機能として、フォークリフトのオペレータ室に取り付けたモニタで列車の遅延情報を照会できるようにする。

 

同社が保有するフォークリフト・トップリフター530台を対象に、段階的に取替え、2013年9月までに完了する。