ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JMU、次世代省エネ型石油タンカー引渡し

2020年6月16日 (火)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は16日、同社の有明事業所(熊本県)で建造していた200万バレル型大型石油タンカー「APHRODITE」(アフロディーテ)を15日に引き渡したと発表した。

▲アフロディーテ(出所:JMU)

同船は次世代省エネ船「Gシリーズ」の大型石油タンカー9番船。大型タンカーとしてはコンパクトな船型ながら、浅喫水時の載貨重量最大化を追求し、細長いマラッカ海峡も通峡できる。

また、さまざまな環境規制に対応するため、硫黄酸化物の排出を抑制するSOxスクラバーや海洋生物の生態系を守るバラスト水処理装置を採用したほか、低回転・ロングストロークタイプの電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、従来船を大幅に上回る燃費性能を備える。

 

アフロディーテ概要
主要寸法:全長330メートル、幅60メートル、深さ28.35メートル、喫水21.58メートル
載貨重量:30万2109トン
総トン数:15万7208
主機関:MAN B&W 7G80ME-C9.5-HPSCR ディーゼル機関×1
定員:30人