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三菱重工、シンガポールに機械・鉄構事業会社を設立

2010年9月6日 (月)

拠点・施設三菱重工業は10月1日付で、シンガポールに機械・鉄構事業関連の事業会社「MHIインダストリアル・エンジニアリング&サービシズ」を設立する。東南アジア・中東地区の環境・化学プラント案件を対象に営業・サービス拠点として機能させるもので、EPC契約案件の取り組みも担う。将来的には、環境・化学プラント以外にも対象を拡大していく考えで、広く機械・鉄構事業の拠点として活用していく。

 

新会社は、化学プラント案件を中心に、ガス・石油生産設備、排煙脱硫装置、CO2回収装置など各種エンジニアリング事業を手掛ける。資本金は1億5000万円で、同社100%出資の現地法人、シンガポール三菱重工業が出資し、事業規模の拡大に応じて増資を検討していく。営業開始は11月1日。スタート時の人員体制は11人で、4年後には50人規模に増員する計画。初代社長には西沢隆人機械・鉄構事業本部副事業本部長が就任(兼務)する。

 

米州、欧州に続き、新たにアジアでも戦略拠点を確保できたことから、三菱重工では「日本も加えたグローバル体制を強化し、競争が激化する世界市場での事業展開を積極化する」としている。