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三菱重工、シンガポール法人3社を統合

2012年9月28日 (金)

産業・一般三菱重工業は、シンガポール現地法人3社の事業を統合・集約する新会社「三菱重工エンジニアリング&サービシズ」を設立する。

統合する3社のうちの「MHIインダストリアル・エンジニアリング&サービシズ」(MIES)の商号を10月1日付で統合会社の社名に変更し、同日から営業を開始する。

海外事業拡大のためのグローバル・ビジネス・センター機能を担い、製品事業それぞれの伸張を支える。

新会社は、環境・化学プラント事業を中心に手掛けてきたこれまでのMIESを在続会社として、三菱重工シンガポール社が担ってきた船舶・海洋、冷熱事業の営業機能、調達を含むコーポレート機能と、三菱パワーシステムズ・アジア・パシフィック社が担ってきた原動機事業の営業機能をそれぞれ統合・集約する。

これまで旧MIESが手掛けてきたCO2回収装置、ガス・石油生産設備、化学プラントなどのEPC(設計・調達・建設)事業、搬送システム、水処理設備などに加え、原動機事業本部、船舶・海洋事業本部、冷熱事業本部の営業拠点として、広範な事業活動を展開する。

また、将来的には総務・人事、資材調達、経理・資金などのコーポレート機能を強化し、ASEAN・オセアニア地域のグループ会社へのコーポレート業務支援も実施する。

今回の事業統合・集約は、経営資源の効率化と情報共有による営業機能強化を進めることで、グローバル事業展開の強化・加速を図るのが狙い。