調査・データ東京都トラック協会は16日、関東1都7県のトラック協会が実施した海上コンテナセミトレーラ運転者の年齢別在籍人数調査の結果を公表した。
調べによると、2019年度の海上コンテナセミトレーラ運転者の平均年齢は49.9歳。道路貨物運送業の平均年齢は大型が48.6歳、中小型が46.6歳であることから、高齢化による人手不足が課題となっている業界内でも深刻な状況といえる。
年代別の構成比を見ると、60代が13.1%で前年度から0.4ポイントの増加、70代が2.7%で0.4ポイントの増加となった。また、多くの割合を占める40代・50代はともに減少。新たに40代に入ってくる30代後半の層が薄いために、特に40代は大きく減少した。
一方で、明るい兆しもある。ここ数年減少を続けていた30代が、30代前半の入職者が増えたことで増加に転じ、1.6ポイントの増加となった。今後は30代後半の流出阻止が課題となりそうだ。
■年齢別の新規採用者数と退職者数の差(緑は増加、赤は減少)