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SBSリコーロジ、輸入化粧品流通業務を一括受託

2020年6月18日 (木)

メディカルSBSリコーロジスティクスは18日、欧州に本社を置く化粧品・雑貨販売会社のマイリトルボックス(東京都渋谷区)から、海外化粧品を国内に流通させる物流業務を一括受託したと発表した。

マイリトルボックスは、個人会員向けに毎月化粧品や雑貨を届けるサブスクリプションサービスを提供している会社。

これまでは、輸入関連業務や国内の物流業務などを、それぞれのライセンスを持つ事業者に委託していたが、このほどSBSリコーロジスティクスが、神奈川県愛川町の「物流センター愛川」で化粧品・医薬部外品の製造業認可を取得し、商品の輸入から、通関代行、国内での製造、流通加工、保管、エンドユーザーへの配送までの物流機能を一貫して提供できる体制を構築したことで、同社に一連の業務を一括委託することにした。

これにより、マイリトルボックスは個人会員の注文から配送までのリードタイムを短縮し、物流コストを削減することに成功したという。

海外で生産された化粧品を日本国内で流通させる場合には、薬機法に基づいた化粧品製造業認可の取得が求められる。このライセンスは、仕入れや販売だけでなく、製品包装や表示物の貼付、保管といった物流業務を展開するうえでも取得が義務づけられている。そのため、外資系企業が国内で海外製品を販売するには、自社でライセンスを取得するか、ライセンスを持つ第三者に業務委託する必要がある。

SBSリコーロジ、化粧品・医薬部外品の流通加工認可