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プラス、中国・上海で新たな文具製造拠点稼働

2012年9月18日 (火)

荷主プラス(東京都港区)は、全額出資の現地法人「普楽士文具(上海)」(プラスステーショナリー上海)の文具・事務用品製造拠点として上海市内・近隣の旧工場を移転・拡充し、20日から本格稼働を開始する。伸長する中国市場への製品供給力を強化する狙い。

 

プラスステーショナリー上海の新工場

プラスステーショナリー上海の新工場

新工場には、旧工場で製造していた「ファイル製品」「OAラベル」のほか、同社の海外マーケット戦略製品である「修正テープ」の生産ラインを新設する。移転拡充を機に、上海工場製品の主要販売先エリアを中国国内へとシフトする。

 

これまでは上海工場製品の大半が日本などの国外向けだったが、今後は修正テープを中心に、中国国内向けの販売比率を今年度30%、2014年度55%、16年度75%に拡大する。タイムリーに高品質な製品を提供する現地生産・納入体制を構築し、地産地消工場としての機能強化を図る。

 

新工場は、浦東国際空港から20分の上海市内の浦東新区にある新規施設を取得。地元に開かれた施設として、流通業などの顧客に見てもらうことを想定した「ライブファクトリー」を目指し、工場内の製造設備、環境面の充実を図る。

 

今年度の生産目標は、3200万人民元(4億円)、16年度に1億4400万人民元(18億円)を見込む。将来は、完全自動機導入による修正テープの無人製造を取り入れて生産能力向上を図り、中国国内向けオリジナル製品の開発・設計・製造へと広げていく。新設の修正テープ生産ラインは今冬から稼動する。

 

■新工場の概要
工場稼働日:9月20日
所在地:上海市浦東新区祝橋鎮金亮路69号
敷地面積:1万3620平方メートル(旧工場は4075平方メートル)
建屋面積:9105平方メートル(旧工場は4075平方メートル)
人員数:145人(このうち工場製造部門112人)

 

■新工場が立地する上海市浦東新区祝橋鎮金亮路の位置

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