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日本郵船、ロシアROLF傘下の物流会社に出資

2012年9月20日 (木)

ロジスティクス日本郵船は20日、ロシアの完成車輸入販売最大手・ROLFグループ傘下の物流会社「ROLF SCS社」に51%出資する合弁契約を締結した、と発表した。

 

ロシアでは自動車産業が急成長を遂げており、複数の自動車メーカーが同国への新規進出や工場増設を計画していることから、輸送需要の拡大に対応するため、ロシア内陸物流に強みを持つROLFグループと共同で海上輸送から内陸物流までの総合的な輸送サービスを提供する狙い。

 

これにより、ROLF SCS社の出資構成は日本郵船51%、ROLFグループ49%となるが、社名は変更しない。これまで通り、完成車の内陸輸送、モスクワ、サンクトペテルブルクでの完成車内陸ターミナルオペレーション、サンクトペテルブルク港、ザルビノ港でのターミナルオペレーション、PDI(完成車の納品前点検・補修・部品補給サービス)、通関手配などの付加価値サービス――を手掛ける。

 

ROLF SCS社は、自社トレーラー300台と協力会社によるトレーラー輸送のほか、欧州側サンクトペテルブルク港ペトロレスポルトターミナルや、極東ザルビノ港でのターミナルオペレーション、鉄道フォワーディング業務などの総合的な物流サービスを展開している。