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港から内陸へ物流需要の取り込み図る

日本郵船、コロンビアで完成車物流に参入

2015年9月17日 (木)
日本郵船、コロンビアで完成車物流に参入

▲左:インターモーダル社ベルント・ハウボルト氏、右:日本郵船自動車物流グループ長関光太郎氏

国際日本郵船は17日、南米コロンビアに完成車物流専門の合弁会社「NYKオートロジスティクス・コロンビア」を設立し、完成車物流の需要拡大に対応する方針を明らかにした。

同社の代理店業務を担う「Navemar」傘下でコンテナの内陸輸送や保管事業を手がけるインターモーダル社と合弁会社の設立に合意したもので、同国北部のカルタヘナ港で、先行してターミナル運営会社のプエルトバイア社と協業し、同港の完成車専用ターミナル事業を開始。完成車の納品前点検・補修・部品補給サービス(PDI)も手がける。

同国では、完成車の生産拠点として存在感を増すメキシコからの完成車輸入の拡大が見込まれていることから、合弁会社は今後、完成車ターミナル事業を基点に内陸輸送、車両保管、PDIといったサービスへ領域を広げていく考え。