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キユーソー流通・中間、出荷減と先行投資で利益半減

2020年7月3日 (金)

財務・人事キユーソー流通システムが2日に発表した2020年11月期の中間(19年12月-20年5月)連結決算によると、売上高は前年同期比0.6%増の850億6400万円だったものの、本業の儲けを示す営業利益は57.2%減の9億2600万円で、最終利益は91.6%減となる1億1400万円だった。

共同物流部門は食品メーカーなどとの新規・既存取引の拡大によって、部門売上は0.5%増の563億600万円を確保したものの、3月以降は急激な消費の減退により出荷物量が減少。これに省人化機器への先行投資が重なって、部門損益は4200万円の損失(前年同期11億6500万円の利益)となった。

専用物流部門では、チェーンストアなどの新規・既存取引の拡大により、部門売上は1.8%増の256億4600万円だったが、出荷物量の減少やセンター立上げによる費用増加などにより、営業利益は4.4%減の7億2600万円となった。

今期の見通しについては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞と事業拡大に伴う労務費・減価償却費などの増加を考慮し、通期業績予想を下方修正。売上高は前回4月発表時から20億円下回る1720億円(前期比0.1%減)、営業利益は14億円下回る28億円(32.3%減)、最終利益は10億1000万円下回る9億1000万円(50.4%減)を予想する。

■中間決算の業績(連結)

 営業収益営業利益経常利益親会社株主に帰属する四半期純利益
百万円百万円百万円百万円
2020年11月期第2四半期85,0640.6926△57.2819△67.1114△91.6
2019年11月期第2四半期84,5672.7 2,1670.2 2,48711.4 1,35113.0