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山九、飛行ドローンで稼働中プラント検査成功

2020年7月15日 (水)

サービス・商品山九は15日、ドローンメーカーのルーチェサーチ(東京都品川区)、山九傘下の日本工業検査(川崎市川崎区)との3社で、稼働中のプラントで飛行ドローンを使用した検査を実施したと発表した。

検査は3月25日に、赤外線ガス検知カメラを搭載したドローンを使用して日本ゼオン水島工場の配管ラックを可燃性物質漏洩検知スクリーニング検査をしたもので、飛行ドローンによる検査を稼働中のプラントで行ったのは国内初。

▲検査飛行の模様(ドローンは赤丸内)

具体的には、ガス検知性能を確認後の赤外線ガス検知カメラをドローンに搭載し、隔離距離を維持しながら配管ラック、タンク天板などの可燃性ガス漏洩検知スクリーニング飛行を実施、スクリーニング検査として対応できることを実証した。

同社は18年10月からドローンサービスプロバイダー事業の検討を開始しているが、今回の検査が成功したことを受け「今後はプラント設備の可燃性物質の漏洩といった不具合を、時間を要していた高所でも迅速に検知することが可能となり、処置までの時間を大幅に短縮、ひいては保安・保全の品質向上につながる」と自信を深めた。