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成田空港、3密に配慮しながら事故消火合同訓練

2020年7月16日 (木)

環境・CSR成田国際空港(千葉県成田市)は21日、成田空港で航空機事故が発生した想定で今年度の航空機事故消火救難合同訓練を実施する。緊急事態発生時の関係機関の「初動活動に重点を置いた戦術」を実践し、対処能力を高めるとともに連携強化を図る。

▲前回訓練の様子

訓練は21日10時から11時30分まで、A滑走路西側消火訓練場(成田市三里塚)で成田市消防本部と成田国際空港が共催する。当日は成田市消防本部、千葉県警、日本医科大学成田国際空港クリニック、成田空港警備、NAAセーフティサポートの5社・団体から100人、21台が参加。廃バスを事故機に見立て、事故発生直後、消防、警察、空港内医療機関が対応に当たる。

訓練項目は、(1)機関相互間の情報伝達、出動、各機関が連携した消火救難活動(2)航空機火災防御、負傷者の救出、避難誘導、搬送(3)救護所などの設営、負傷者選別、救護処置(4)現場調整所の開設、運用(5)事故関連警備、規制――の5分野で、関係機関の連携強化を意識しながら取り組む。

訓練に際しては、感染症予防対策として参加者にマスク着用、検温、手指消毒、手袋着用、ソーシャルディスタンスを確保してもらい、密接を避けるため、負傷者役にダミー人形を使用。講評の際も集合・整列は行わず、会場内への放送で実施する。