タンカーから油流出想定、関西空港で海上訓練

国内新関西国際空港は2日、関西国際空港オイルタンカーバースへ着桟するタンカーからの油流出事故が発生した想定で、訓練を実施すると発表した。

訓練は9日、事故発生時に素早く適切な対応を実施するとともに、関係機関との連携を図り、泉州港の防災体制を強化する目的で行う。

海上保安庁関西空港海上保安航空基地が巡視艇2隻、新関西国際空港が防災船など4隻、新関西国際空港エンジニアリングが燃料回収車と作業車を1台ずつ、関西国際空港セキュリティが消防車3台、資材搬送車1台、救護車1台、関西国際空港内航タンカー海上安全協力会がタンカー1隻を派遣する。

当日は初動措置訓練、情報伝達訓練、付近航行船舶への周知訓練・ガス濃度測定訓練、オイルフェンス展張訓練、流出油回収、希釈拡散処理訓練などを行う。