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AI車載器のピレニー顧問に出井伸之氏が就任

2020年7月20日 (月)

▲ピレニーの三野龍太CEO(左)と顧問に就任した出井伸之氏(出所:ピレニー)

話題ドライバー用AIアシスタント「Pyrenee Drive」(ピレニードライブ)の開発を手がけるベンチャー企業、ピレニー(東京都中央区)の顧問にクオンタムリープ社長の出井伸之氏(ソニー元会長)が就任した。

商品開発やマーケティングなどのエレクトロニクス分野で豊富な知見を持つ出井氏を顧問に迎えることで、2020年度中の発売を予定しているピレニードライブの発売に向けた準備を加速させたい考え。

ピレニードライブは、交通事故の最大要因とされる「見落とし」や「判断ミス」といったヒューマンエラーを防止するため、搭載したAIが道路状況の認識と危険予測を絶えず行い、事故の可能性を感知した場合に素早く音声と画面表示でドライバーに危険を知らせて「事故の回避をアシスト」する後付けデバイスで、搭載後もAIが追加学習を続けることで、継続的に性能を向上させていくのが特徴。

出井氏は「自動運転の開発スピードは目覚ましいものだが、実際、全世界の自動車が入れ替わるには長い年月を要するだろう。ピレニードライブは、他企業に先駆けてこの過渡期に目を付けた大変ユニークな商品だ。顧問として、そして車を愛する一個人として商品化されることが楽しみでならない。日本だけでなく海外でもドライバーの過失による交通事故を減らす為にピレニーを全面的にサポートしていきたい」とのコメントを寄せている。