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安田倉庫とOKI、医療機器支援×物流の新事業で提携

2020年7月21日 (火)

拠点・施設安田倉庫と工事・保守事業会社のOKIクロステック(東京都中央区)は21日、医療機器サポート事業の分野で業務提携したと発表した。

▲(上)東京メディカルロジスティクスセンター東雲営業所、(下)辰巳営業所(仮称)[出所:OKI]

提携に基づき、両社は「安田倉庫東京メディカルロジスティクスセンター」(東京都江東区)を中心に8月1日から「医療機器総合ワンストップサービス」の提供を開始する。センターは東雲営業所(延床面積2万2000平方メートル)と辰巳営業所(仮称、1万7000平方メートル)の2拠点でスタートする。

倉庫・物流機能に加え、医療機器の検査・点検・検品・薬事ラベル添付業務、洗浄・廃棄、修理、コールセンター業務、オンライン遠隔監視サービス、AI予兆診断による故障予測適時保守などを行うもので、医療機器の点検代行や速やかな修理対応をサービス化することで、医療従事者の業務負荷を軽減し、災害やパンデミックなどの緊急時にも医療業務に集中できる環境整備を支援していく。

医療機器総合ワンストップサービスは、安田倉庫が物流事業者として初めて医療機器修理業許可を取得して実現したサポートサービスで、OKIクロステックは、メディカルロジスティクスセンター内で行われる医療機器修理の安全性・品質管理と、医療施設での点検代行や修理業務、コールセンター業務を担う。

これまで別々に行っていた業務をメディカルロジスティクスセンター内に集約することにより、物流会社・保守会社に分かれていた契約・品質管理を一元化し、医療機器の在庫回転率・装置稼働率の向上、業務効率の向上といった効果を見込む。

今後はメディカルロジスティクスセンターを全国5拠点に拡大する計画で「AIなどの最新技術を活用したさらなるサービス強化に取り組む」としている。

▲医療機器総合ワンストップサービスの概要(出所:OKI)