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トランコム、新型コロナ直撃で4-6月期8.4%減収

2020年7月27日 (月)

財務・人事トランコムが27日に発表した4-6月期(2021年3月期)連結決算は、売上高が8.4%減の359億3200万円、営業利益が6.3%減の15億7200万円と低調な出足となった。四半期最終利益は13.1%減の9億400万円。

主力の物流情報サービス事業で、貨物情報数が前年同期比39.3%減と大きく減少したのに対し、輸送需要の減退を背景に空車情報は31.9%増と大きく増えた。ウイルス対策で政府が実施した緊急事態宣言の影響から国内輸送需要の減衰が鮮明となった4-6月期の業績とあって、同社は「非常に厳しい事業環境だった」と振り返った。

消費財向け3PLを中心とするロジスティクスマネジメント事業は、個人宅配ニーズに対応して業績が伸長し、前の期に稼働した拠点の寄与もあって増収増益を確保した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、通期業績予想は「適正かつ合理的な算出が困難」だとして公表を見送った。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高35,932 [-8.4%]163,463 [8.2%]123,870 [8.8%]80,217 [9.4%]
営業利益1,572 [-6.3%]7,566 [12.4%]6,096 [17.1%]3,672 [23.1%]
最終利益904 [-13.2%]4,909 [13.4%]3,999 [13.6%]2,362 [18%]
売上高営業利益率4.4%4.6%4.9%4.6%