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サイバーダイン、熊本県のボランティアにHAL無償提供

2020年8月4日 (火)

国内サイバーダイン(茨城県つくば市)は3日、熊本県で災害復旧活動に尽力する有志ボランティアの作業負荷を低減するため、同社の装着型サイボーグ「HAL作業支援用腰タイプ」を無償貸与したと発表した。

新型コロナウィルス感染対策の影響で限定された県内ボランティアの人手不足を緩和するため、人吉市10台、八代市4台、阿蘇市4台、天草市1台、玉名市1台と、熊本県内5か所に20台の作業支援用HALを緊急措置として配置した。

被災地の有志ボランティアとの仲介は、サイバーダインと提携関係にある大同生命保険が協力した。

同社は7月24日に作業支援用HAL20台を熊本県内の各地に配送したが、新型コロナウイルスの感染対策として県外ボランティアの移動が制限されていることを考慮し、7月25日と27日にオンラインで装着・操作方法を直接指導した。

作業支援用HALは、着るだけで人の脳神経系とつながって自分の身体の一部のように機能する「装着型サイボーグ」の一種で、主に物流倉庫や建設現場、空港などでの重作業の支援のために使われている。