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富士山マガジン、EC需要増で「倉庫の取り合い」想定

2020年8月4日 (火)

財務・人事富士山マガジンサービスは3日、1-6月期(2020年12月期)の連結業績予想を発表したが、通期見込みについては、新型コロナウイルスの感染拡大を背景としたEC需要の上昇に伴い「物流倉庫の取り合い」等による影響が「現時点で予測不可能」だとして、従来予想を据え置いた。

1-6月期は「東京オリンピックの開催延期により、当初想定していたほどのコスト上昇が起きなかった」として、想定コストの発生がなかったことから、営業利益、経常利益、四半期最終利益の各段階で5000万円前後の上積みを見込んだ。

当初は東京オリンピックの開催に伴う配送費用の増加、物流倉庫の人件費上昇に伴う委託原価の上昇などを織り込んでいた。

通期はEC需要の上昇に伴う物流倉庫の取り合いがコスト増要因になると見込んだほか、物流倉庫で「3密対策」が行われることでコストが増加し、配送収益が悪化する可能性があると想定。新型コロナウイルス感染症「第二波」に伴う出版社、購読者への影響を含め、予測が不可能だと判断した。