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富士山MS、新たな配送・倉庫パートナー探す方針

2021年2月15日 (月)

荷主富士山マガジンサービスは、同社が「3本の矢戦略」として第1の矢に位置づける「定期購読(紙)市場の囲い込み」で最も大きなコスト増要因となる物流コストに再び増加リスクがあるとして、新たな配送・倉庫事業者を開拓する方針を打ち出した。

同社は2019年12月期の決算説明会で、「ヤマト運輸DM便サービスからの切り替え、配送価格改訂は一定のめど」がついたとして、雑誌配送事業で代替配送手段を確保したと説明していたが、出版社からの預り在庫の管理・梱包業務を委託している倉庫業者から、労務費上昇に伴う賃料増額が求められたほか、新型コロナウイルスの流行下で雑誌の合併号化に伴い厚みが増したことで送料負担が増加。

こうした状況に「コストが再び増加するリスクがある」として、収益性改善のため出版社からの預り在庫の圧縮、新たな配送・倉庫業者の開拓——を進め、「複数拠点体制を構築」するなどしてオペレーションの改善、コスト削減を図ることにした。

委託するのか自社でやるのか(前編)/解説