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ANAカーゴ、ネット予約の回答時間を大幅短縮

2020年8月7日 (金)

ロジスティクスANAカーゴは6日、デジタル化を前提とした業務プロセス推進の一環として、インターネット予約システム「eSPICA」(eスピカ)を改修し、8月24日から予約受付機能を拡充。9月1日から航空運送状の電子化(e-AWB)におけるシングルプロセスを導入すると発表した。

▲改修後の画面イメージ(出所:ANAカーゴ)

予約受付に関する改修では、フライト検索機能をリニューアルし、利用者が入力した貨物情報をもとに搭載可能なフライトと即時予約完了となる価格を新たに表示。利用者が表示されたフライトを選択し、確認画面で「ブック(予約)ボタン」をクリックすると、その場で予約が完了する。

従来は、予約受付後にANAカーゴの予約部門が予約操作を行っていたが、今回の改修で「ブックボタン」をクリックすると即時予約完了となる仕組みを採用したため、回答までの時間が大幅に短縮されるという。8月24日9時以降の予約受付分から稼働する。

シングルプロセスの導入は、9月1日発券分から適用。e-AWBとして輸送される貨物が対象となるが、動物(AVI)や着払い貨物などは対象外となる。

シングルプロセスとは、航空会社がフォワーダーから受託する貨物情報をオンラインで受信し、必要に応じて発地・着地・経由地で航空会社やハンドリング事業者が航空運送状を印刷する仕組みで、ANAカーゴでは「シングルプロセスを導入することで航空運送状の電子化を促進し、最終的なeフライト化実現への足掛かりとする」としている。

■シングルプロセス導入の詳細(出所:ANAカーゴ)

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