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出前館が宮崎市で配達代行、地元運送会社と連携

2020年8月18日 (火)

フード出前館は18日、宮崎市で配達機能を持たない飲食店の「出前」を代行する「シェアリングデリバリー」を開始する。配送は同市で業容を拡大する運送会社のサンテルが受け持つ。宮崎県下で出前館がシェアリングデリバリーを開始するのは初めて。

まずは、宮崎駅を中心としたエリアからスタートし「自信をもって配達サービスを担えるようになった際には、南宮崎駅など、事業展開エリアの拡大を検討している」(サンテル)。これにより、宮崎市内の持ち帰り弁当店の「HottoMotto」(ほっともっと)や回転寿司チェーン店「スシロー」などに出前を注文できるようになる。

配達パートナーのサンテルは、同県で2007年に駐車場運営をスタートさせた後、飲食事業、不動産事業などを展開。東京都内でも飲食店舗を経営している。

サンテルの山本貞輝社長は「これまで宮崎県内の飲食店では、自社で配達を行う以外に、デリバリー事業参入の方法はなく、デリバリーに取り組む飲食店で配達員の人件費が発生し、定期的なポスティングなど、販促活動にも注力せざるをえない状況だった。当社が出前館の配達機能を担うことにより、より多くの顧客に商品を配達したいと考える飲食店の力になれればと考え、業務提携を決断した」と話している。