行政・団体UDトラックスは24日、中型トラック「コンドル」の原動機に不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届け出た。
原動機のピストンにピストンリング溝部の強度が不足しているものがあり、同部に亀裂が生じると、最悪の場合、走行中にエンジンが損傷するおそれがあるという。
リコールの対象となるのは、2010年(平成22年)6月4日から2011年(平成23年)8月7日までに製作されたUDトラックスの「コンドル」2399台と、交換修理用に当該部品が組み付けられたニッサンディーゼルの「コンドル」220台の合計2619台。これまでに事故の報告はないが、不具合が3件報告されている。
同社は使用者に対し、ダイレクトメールか直接訪問で通知し、走行距離が5万キロを超える車両は原動機を点検し、ピストンが損傷している場合は全気筒のピストンを対策品と交換。走行距離が5万キロ以下の車両は、全気筒のピストンを対策品と交換する。

(出所:国土交通省)