行政・団体日野自動車は6日、中型トラック「日野レンジャー」について、エンジンのピストン鋳型の形状が不適切なため、ピストンスカートの下端部に空隙が発生しているものがあり、最悪の場合エンジンが停止するおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。これまでの不具合報告件数は96件、事故は発生していない。
不具合の予見現象として異常な打音が発生した場合には、ピストンを対策品に交換する。対象は、2010年6月22日から15年12月25日までに製造された7万9190台と、交換修理品部品として組み付けられた可能性がある10台で、使用者にはタイレクトメールか直接訪問で通知する。