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食品宅配市場、コロナ流行背景に年6.5%拡大予測

2020年8月25日 (火)

調査・データTPCマーケティングリサーチ(大阪市西区)は25日、食品宅配の市場規模が2020年、前年比で6.5%拡大するとの調査結果を発表した。

「2020年食品宅配市場の最新動向と将来展望調査結果」と題したレポートで、今後の宅配チャネルへのマーケティングや営業活動に向け、食品宅配市場の最新動向と将来展望を分析したもの。中食市場全体の伸長率が年1%前後で推移するなか、食品宅配市場は19年に3.7%増、20年には6.5%増と、全体市場を上回って新調すると予測した。

20年は新型コロナウイルスによる外食産業の臨時休業・営業時間短縮、消費者の外出自粛・巣ごもり消費の拡大に伴い、デリバリー代行なども含めた食品宅配サービスが広く利用され、大幅な市場拡大につながっているが、(1)デリバリーの食中毒リスク・日持ち・経時劣化・衛生面(2)デリバリー向けの新しい需要喚起策・新しい商品――など、新たな課題も浮上していると指摘。

デリバリーサービスについても「高コストとなりやすい事業構造」だとした上で「利用者拡大や効率化・収益改善に向けて踏み込んだ仕組み作り、異業種間の協業体制も不可欠」とした。

■レポートの詳細
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr110200534