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VPP Japan、物流施設の使用電力50%を再エネ転換

2020年8月27日 (木)

環境・CSR施設の屋根に無償で自家消費型太陽光発電システムを設置し、電力供給する事業モデルを手がけるVPP Japan(VPPジャパン、東京都千代田区)は27日、シーアールイー、名鉄運輸、伊藤忠商事の3社と長期パートナーシップ契約を結び、大型物流センターの屋根を活用した太陽光電力事業を展開する、と発表した。

パートナー3社の物流センター6拠点にVPPの自家消費型太陽光発電サービスを導入し、物流センターの屋根を太陽光パネルの敷設に活用することで、施設電力使用量の最大50%を太陽光電力に転換する。

屋根にパネルを設置することで、夏場の遮熱効果と空調電力使用の抑制が見込めるほか、好天時はすべての使用電力を太陽光電力でまかなうことができる。施設側は、設置の投資負担はなく、災害時の非常用電源にも太陽光電力を活用できるようになる。

▲「オフグリッド電力供給サービスのフロー」(出所:VPP Japan)

VPPは、将来的にこれらの電力を活用して電動トラックの稼働電源に使うことで、搬送手段のクリーン化や非常時の物流機能維持に役立つ取り組みも視野に入れる。