台風10号通過も九州･中国地方で配送遅延が発生

国内非常に強い勢力の台風10号は7日午後、九州の西側を抜けて韓国に上陸した。この台風の影響で、九州・中国地方の物流企業では、配送の遅延が発生している。

近物レックス（静岡県清水町）は7日、九州全域で配達不能・見合わせ、配達遅延が発生するとの見込みを発表。中国地方でも配達遅延の可能性がある。

第一貨物は7日10時時点の情報として、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県で配送の見合わせや半日-1日程度の遅れが生じる見通しを明らかにした。

山陽自動車運送（大阪府東大阪市）は、沖縄航路の動向をまとめた。「しゅり」は7日9時時点で大阪湾で避難しており、台風10号通過後那覇向けに出航する見通し、8日は欠航となる。

「しゅれいII」は7日時点で石垣島近辺に避難中ながら同日15時に那覇新港へ入港、8日から荷卸作業を開始し、配送も段階的に行う。

「りゅうせい」代替船の「うりずん」は7日9時時点大阪湾で避難中だが、台風通過後、那覇向けに出航、9日は欠航となる。臨時船の「うりずん21」は7日大阪南港を出航し、9日那覇新港へ定刻入港。8日と9日の大阪発船はない。