LNG燃料タグ｢いしん｣がシップオブザイヤー部門賞

認証・表彰商船三井は28日、同社が保有するLNG燃料タグボート「いしん」がシップ・オブ・ザ・イヤー2019で作業船・特殊船部門賞を受賞したと発表した。同社のシップ・オブ・ザ・イヤー受賞は4年連続。

いしんはグループ会社の日本栄船（神戸市中央区）が運航するLNG燃料タグボートで、着脱可能なLNG燃料タンクや、LNG燃料焚きでありながらもタグボートとして重要な押す・曳く力とエスコート作業が可能な高速航行、瞬発力を兼ね備えている点が高く評価された。

商船三井では「いしんの建造、営業運航を通して得たガス燃料供給システムの設計やLNGバンカリングオペレーションの策定などの知見を、22年末か23年前半にかけて段階的に就航するLNG燃料フェリーに確実に生かしていく」としている。

シップ・オブ・ザ・イヤーは技術的、芸術的、社会的に優れた船舶、海洋構造物の建造を促進するために日本船舶海洋工学会が主催するアワードで、90年から始まり今回で30回目になる。