ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

LNG燃料タグボート「いしん」、関西初のLNG燃料補給

2019年2月1日 (金)

▲いしん

ロジスティクス商船三井は1月31日、金川造船(神戸市兵庫区)で建造中のLNG燃料タグボート「いしん」が、堺泉北港で初めてLNG燃料を補給した、と発表した。関西の港湾で船舶用のLNG燃料の供給が行われるのは初めて。

LNG燃料は、大阪ガスが陸側のLNGローリーから船へLNG燃料を供給する「トラック・トゥ・シップ方式」で供給された。いしんは2月末の竣工に向け、LNG燃料による試運転を行い、同年4月に大阪湾で初のLNG燃料タグとして就航。就航後は商船三井グループの日本栄船(神戸市中央区)が運航する。

商船三井では「『いしん』の開発を通して、大阪府港湾局や大阪ガスなどの関係者とともに堺泉北港に大阪湾で初となる船舶向けのLNG燃料の供給体制の整備に尽力してきた。今後も安全運航を通して、船舶用のLNG燃料の普及と環境負荷低減に貢献していく」としている。

■LNG燃料タグボート「いしん」の概要
総トン数:250トン
全長:43.6メートル
全幅:9.2メートル
喫水:3.15メートル
航海速力:16ノット以上
主機関:ヤンマー船舶用DualFuelエンジン「6EY26DF」2基