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日野自、30回目のダカール・ラリー参戦を表明

2020年9月29日 (火)

イベント日野自動車は29日、サウジアラビアで来年1月3日から15日にかけて開催されるダカール・ラリーに「日野チームスガワラ」として参戦することを発表した。同社の参戦は1991年以来、30回目。

初のサウジアラビア開催となった前回のレースでは、菅原照仁氏の駆る日野レンジャーがクラス11連覇を達成。21年大会参戦車両は「前回のレースで得た学び」を車両開発に反映し、さまざまな改良を加えたことで「さらなるタイムの短縮を目指す」としている。

ダカール・ラリーのトラック部門は、排気量が10リットルを超えるモンスタートラックが上位を占めているが、日野チームスガワラは「小よく大を制す」をモットーとして自らの持つ記録を塗り替えてきた。

ドライバー兼チーム代表の菅原氏は「コロナ禍で先行き不透明な我慢の日々が続く中で、どんな困難も決して諦めず、ゴールへ向かって進み続けるスピリットが、長きにわたるわれわれの活動を支えてきた原点であることを再認識し、粛々と準備を進めてきた。海外テストなど十分な準備が叶わなかった反面、いままで以上に車両熟成やデータ解析に時間を費やすことができ、例年以上にドライバーとして納得のいく車両が仕上がった。サウジアラビアの変化に富んだ大地を攻略し、30回連続完走をトラック部門総合上位で飾れるよう、チーム一丸となって戦っていく」とコメントしている。

▲参戦車両(出所:日野自動車)