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極東開発、木質ペレット搬送機器がGデザイン賞

2020年10月5日 (月)

産業・一般極東開発工業は5日、同社が製造・販売する木質ペレットエア搬送ユニット「ジェットキューブ」(JETCUBE)と、木質チップ乾燥コンテナシステム「カンテナ」(Kantainer)が2020年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。

ジェットキューブは、バイオマス燃料として利用される木質ペレットを風の力でサイロに搬送する製品。従来は、木質パレットが入ったコンテナバッグをクレーンで吊り上げサイロ上部で荷ほどきする必要があったため、危険な高所作業を伴っていたが、この製品を使用することで高所作業が不要となる。搬送スピードは1トンあたり11分のスピードで、作業者の負担を「大幅に軽減できる」という。

今回の受賞では、「地上にいたまま、エアでサイロにペレットを搬送できるという画期的な点」と「女性や高齢者でも安全・手軽に作業ができる汎用的なデザイン」などが高く評価された。

▲ジェットキューブの使用イメージ(出所:極東開発工業)

カンテナは、シンプルな構造で木質チップを乾燥させるコンテナシステムで、複雑・高価な設備を必要としないのが特徴。乾燥コンテナとダクトホースを接続し、スタートボタンを押すだけで作業が完了、乾燥中の木質チップをかき混ぜる必要もない。また、重量と温度を監視するシステムを搭載しており、任意の含水率に合わせて自動で乾燥作業を行うという。

「排熱活用を前提としている点」や、「今後の再資源可能なエネルギーへの取り組みとして期待できる点」などが高く評価された。

▲カンテナ(出所:極東開発工業)