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米国トラック協会調べ

米トラック貨物量来年回復、31年までに36%増

2020年10月5日 (月)

国際米国トラック協会(ATA)はこのほど、米国のトラック貨物量が新型コロナウイルスが直撃した2020年こそ1割近く減少するものの、21年には回復し、31年までの間に36%増加するとの予測を明らかにした。

20年の総貨物量は10.6%減の146億トンにとどまり、トラック輸送量も8.8%減少するが、21年に4.9%増と回復し、その後26年まで年率3.2%増のペースで増加する。20年の総貨物収入は合わせて8790億ドル(92兆8035億円)となるが、31年には1兆4350億ドル(151兆5101億円)に増加するという。

ATAのチーフエコノミストは「COVID-19パンデミックは経済の多くの部分に前例のない影響を及ぼした。トラック輸送も例外ではない。しかし、2020年の大幅な縮小にもかかわらず、この予測は、トラック輸送、貨物経済全体の長期的な傾向が前向きであることを明らかにしている」と、今後も堅調に推移していくとの見方を示した。