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AIT、アパレル低調も販管費圧縮で2Q営業増益

2020年10月12日 (月)

財務・人事エーアイテイー(AIT)が12日に発表した2021年2月期の中間(20年3月-8月)決算は、アパレルの荷動き鈍化などによって売上高が前年同期比3.9%減の215億8100万円だったものの、販売費と一般管理費の圧縮により営業利益は19.2%増の8億8300万円、経常利益は13.4%増の10億5100万円と、前年実績を大きく上回る結果となった。

日用品や生活雑貨、生活家電などの取り扱いが堅調で、輸送単価も上昇したため、AIT単体の海上輸送は5億2600万円の増収となったが、中国事業を展開する子会社の日新運輸は春節休暇の延長などで収益機会が減少。この減収分が全体の売上高に大きく影響した。

売上高の減少に連動して売上総利益も減少したが、営業利益はテレワークやウェブ商談の活用などで販管費を1割圧縮し、19.2%の増益につなげた。

中間決算の業績は、7月に公表した業績予想と比べて売上高こそ未達だったものの、本業の儲けを示す営業利益や経常利益、最終利益は予想を上回っており、通期で売上高455億円(1.1%増)、営業利益17億6500万円(12%増)、経常利益20億4500万円(5%増)を見込む本決算の業績予想に変更はないという。