マースクが航空貨物輸送参入、初輸送は日本着便

ロジスティクスマースクは14日、同社がチャーターした複数の貨物航空機の最初の1機が大手タイヤメーカーの貨物を11日にタイから日本へ輸送し、航空貨物事業への参入を果たしたと発表した。同社は10月初旬に子会社のダムコが手がける航空貨物事業を自社のロジスティクス事業に統合しており、今後は主力の海上輸送と組み合わせて提案の幅を広げる。

11日に行われた同社初の航空輸送では、タイヤメーカーから航空輸送担当チームが緊急の出荷依頼を受け、航空機チャーターソリューションを使用してどのような輸送の選択肢があるかを確認。

荷主に推奨できる輸送方法を確かめるとともに、フライトの負荷を考慮しながら輸送方法、コスト、サイズ要件を満たす航空機を素早く確保した。担当チームは、効果的でコスト効率の高いサービスを提供するために荷主やパートナーと24時間体制で作業し、無事に商品を顧客の元に届けることができたという。

今後は航空貨物サービスをメニューに加え、コスト削減に適した海上輸送と組み合わせて貨物ごとに適した輸送モードの提案につなげる。