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日通九州医薬品センター完成、専用物流網構想で先陣

2020年10月20日 (火)

メディカル日本通運は20日、北九州市小倉南区で同社の医薬品サプライネットワークを構成する4拠点構想で最初の竣工となる「九州医薬品センター」が竣工したと発表した。2021年1月までに4拠点が出そろい、同年2月から新たな医薬品物流サービスを開始する。

同社はGDP(医薬品の適正流通基準)が日本に導入されたのを機に医薬品物流が変革期を迎えている情勢に対応し、医薬品供給のBCP対応やドライバー不足への対応と併せて「医薬品物流の全体最適」を図るネットワークの構築に取り組んでいる。

今回、竣工した九州医薬品センターは、ネットワークの核として新設する東日本、西日本、富山、九州の国内4拠点うち、初めて竣工を迎えた拠点で、10月8日に竣工式が行われた。

新拠点は九州島内への医薬品供給だけでなく、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えた戦略的拠点の機能も受け持つことになっており、12月には西日本医薬品センターが大阪府寝屋川市で完成する。また2021年1月に東日本(埼玉県久喜市)、富山(富山市)の医薬品センターが竣工することで、同社の医薬品サプライネットワーク全拠点が完成する。

■九州医薬品センターの概要
所在地:福岡県北九州市小倉南区舞ケ丘6丁目1-1
敷地面積:1万4199.17平方メートル
建築面積:4987.78平方メートル
延床面積:1万72644平方メートル
構造:鉄骨造、地上5階建て
設備:免震構造、非常用発電設備、防虫・セキュリティ設備ほか