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日通富山医薬品センター完成、医薬品物流網完成間近

2021年1月25日 (月)

(出所:日本通運)

メディカル日本通運は25日、医薬品の「GDP」(適正流通基準)に対応した物流拠点「富山医薬品センター」が完成したと発表した。同社は国内に4か所(東日本、西日本、富山、九州)の医薬品基幹物流拠点を構築する取り組みを進めており、富山医薬品センターの完成によって、これまでに3拠点が完成したことになる。

これらの拠点ではGDPの日本導入に伴う医薬品物流の変化に対応し、GDPに基づく品質管理と医薬品供給のBCP、ドライバー不足などの課題にも取り組む。

医薬品産業が集積する富山市で竣工した新拠点は、製品化された医薬品の国内供給だけでなく、医薬品の主要製造地で製造事業者のバックヤードとして利用できる流通サービスを提供。原料、原薬の調達、輸入、製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えた戦略的拠点として位置付ける。

2月には東日本医薬品センターが埼玉県久喜市で完成する見込みで、国内4拠点体制が整う。

■倉庫の概要
所在地:富山県富山市新庄本町2丁目8番59号
敷地面積:15373.79平方メートル
建築面積:3112.46平方メートル
延床面積:1万1036.15平方メートル
構造:5階建て(鉄骨造)
設備:耐震構造、耐火構造、非常用発電設備、防虫・セキュリティ設備ほか