沖縄県、輸出海上物流拡大へ企画提案公募

調査・データ沖縄県は20日、同県から輸出に向けた海上物流の拡大を図る実証事業で、企画提案の募集を開始した。

輸送コストの増大やリードタイムも長期化など、時間のかかる海上輸送や運賃の高い航空輸送に頼らざるを得ない「沖縄県が抱える物流上の課題」改善に向け、県内の中古建設機械など工業製品を有効資源として輸出ビジネスの確立を目指す。

沖縄からの海上輸出貨物量の増加、片荷問題の改善、物流費の低減を図るため、既存の県内資源である中古建設機械などを活用した新たな物流モデル構築と、輸出拠点形成による産業化へ向け、県からの輸出を対象とした海上物流の拡大を目指して実証事業を行う。

具体的には、沖縄県から本格的な工業製品の輸出可能性が高い国へ輸出し、物流、通関、貿易手続きなどの現状や料金、県内での調達状況、海外バイヤーの反応を明らかにし、課題を抽出する。

10月26日12時まで質問を受け付け、11月9日17時に公募を締め切る。

■質問・相談先
海上物流輸出ビジネス拡大実証事業事務局／おきぎん経済研究所内
那覇市牧志1丁目3番45号（牧志ビル3階）
TEL：098-869-8711
FAX：098-869-2200