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大成有楽不動産が物流施設開発に参入、第1弾は厚木

2020年10月21日 (水)

拠点・施設住宅やオフィスビルの開発・賃貸・施設運営などを手がける大成有楽不動産(東京都中央区)は21日、新たに物流施設開発に参入し、第1弾物件として神奈川県厚木市で「ロジミナル厚木」を建設していることを明らかにした。第2弾以降の開発プロジェクトも進行中だという。

同社初の物流施設となる「ロジミナル厚木」は、首都圏中央連絡自動車道の相模原愛川インターチェンジ(IC)から2キロ、圏央厚木ICから4キロと交通利便性が高く、国道129号線(厚相バイパス)から見て神奈川県内陸工業団地の入り口に位置するため、物流需要が見込める立地。同社は1社による全棟利用を想定してテナント企業を募集している。

建屋は延床面積5611平方メートルの地上4階建てで、高床式インナーバース6台分とドックレベラー1基を備える。倉庫内部は、備え付けの貨物用エレベーター1基に加え、テナントによる垂直搬送機や空調設備などの追加設置にも対応。敷地内にはテナント用の駐車場を9台分用意する計画で、近隣の飛び地も駐車場などに利用できる可能性がある。

施設名の「ロジミナル」は、同社の物流施設ブランドで、物流の管理・合理化を意味する「ロジスティクス」と、人や物がつながる接点を意味する「ターミナル」を組み合わせた。「プロフェッショナルとしての信頼と品質」と「幅広いニーズに応える柔軟性と将来対応力」を融合し、さまざまな環境変化の中でも長く安心して利用してもらえる倉庫開発を目指すという。

施設の概要
所在地:神奈川県厚木市上依知1221
敷地面積:2702.71平方メートル(817.56坪)
延床面積:5,611.08平方メートル(1697.35坪)
着工:2020年5月
竣工:2021年3月
構造規模:鉄骨造地上4階建て
設計施工:大末建設