拠点・施設総合不動産会社の中央日本土地建物グループ(東京都千代田区)は30日、子会社の中央日本土地建物(同)を通じて大規模物流施設開発に本格参入したと発表した。
第1弾として 神奈川県厚木市で「LOGIWITH(ロジウィズ)厚木」の建設に着手したほか、6月にも愛知県一宮市で新築工事に着手する。EC(電子商取引)の急拡大を背景に、大都市圏を中心に活況を呈している物流施設市場に、また新たなプレイヤーが加わった。
同社は本格参入に合わせ、「LOGIWITH」を物流施設のブランドとして設定した。 厚木、一宮に続き、東京都八王子市、千葉県習志野市でも用地を取得済みで、さらに物流施設開発を加速していく予定という。
LOGIWITH厚木は2023年5月末に完成する予定。5階建て、延床面積2万6000平方メートル、1フロア5000平方メートル超の区画割(1階除く)を計画している。5階は柱間隔20メートルのスパンで、フレキシブルなレイアウトが可能。各フロアは梁下5.5メートル、1平方メートル1.5トンの荷重能力がある。屋根にはソーラーパネルを設置する。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「相模原愛川インターチェンジ(IC)」より3.2キロに立地し、24時間操業可能な神奈川県内陸工業団地の中心部にある。神奈川中央交通「中二丁目バス停」に隣接し、通勤利便性にも優れる。一帯は台地の上で、災害に対する安全性も高いという。
住所:神奈川県厚木市上依知3031
敷地面積:1万3124平方メートル
延床面積:2万6709平方メートル
構造:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地上5階建て
交通:圏央道「相模原愛川IC」3.2キロ、JR相模線「海老名駅」より神奈川中央交通「中二丁目バス停」1分
その他:高床トラックバース22台(一部ドックレベラー対応)、一般車両94台