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近畿圏9月の貿易総額減少も非鉄金属輸出は過去最高

2020年10月20日 (火)

調査・データ大阪税関が19日に公表した近畿圏の貿易概況(速報)によると、9月の輸出総額は前年同月比5.7%減の1兆3348億円、輸入総額は11.4%減の1兆767億円だった。貿易総額は2184億円の減少、差引額は2581億円の輸出超過となった。

輸出は主に鉄鋼(36.7%減)と鉱物性燃料(60.6%減)が減少、輸入は天然ガス・製造ガス(45.4%減)と通信機(51.2%減)が大きく減少した。

一方で、非鉄金属の輸出は55.9%増の407億円で、単月で過去最高額を更新。たばこの輸入も59.7%増の406億円で、過去最高額を更新した。

近畿圏の9月実績は輸出・輸入ともに前年を下回る結果となったが、7月以降マイナス幅が縮小しており、回復傾向にあるといえる。2019年9月は輸出が27.5%増、輸入が30.3%増の高い伸び率を記録していることから、20年9月実績は反動減も考えられる。

(出所:大阪税関)