近畿圏の貿易は4月も増加、大阪税関調べ

調査・データ大阪税関が20日に公表した貿易概況（速報値）によると、4月の近畿圏の輸入総額は1兆2803億円（前年同月比4.4％増）で3か月連続の増加、輸出総額は1兆5975億円（24.5％増）で2か月連続の増加となった。差引額は3172億円で、15か月連続の輸出超過。

輸入では医薬品（46.3%増）、原油及び粗油（34.7%増）などが増加したが、織物用糸及び繊維製品（59％減）、天然ガス及び製造ガス（10.5％減）などが減少。輸出では半導体等製造装置（倍増）、建設用・鉱山用機械（52.7％増）などが増加し、遊戯用具（10.9％減）、鉱物性燃料（24.6％減）などが減少した。

主要地域別では、対アジア貿易の輸入が7689億円（0.1％減）、輸出が1兆844億円（25.3％増）。対米貿易は輸入が1236億円（10.4％増）、輸出が2158億円（20.1％増）だった。