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オープンロジ、セイノー・住商などから17.5億円調達

2020年10月22日 (木)

ロジスティクスオープンロジ(東京都豊島区)は22日、セイノーホールディングス、住友商事、双日などを引受先とする第三者割当増資を実施し、17.5億円の資金を調達したと発表した。今回の資金調達は、一般的に黒字経営が安定化し、株式公開などを意識する段階の「シリーズC」と呼ばれるもので、すでにファンドを通じて出資済みの伊藤忠商事を含め、セイノーHD、総合商社とのアライアンスを強化する考え。

今回のシリーズC資金調達では、セイノーHD、商社2社のほかにシニフィアン、新生企業投資、千葉道場ファンドの3社も参加。12月末までほかの投資家にも出資を呼びかけ、第三者割当増資とデットファイナンスによる調達活動を続ける。同社がこれまでに調達した資金の累計額は27.5億円となった。

今後は商社や西濃運輸などとの協力関係を強化し「インターネットからリアル空間を横断するテクノロジー」を活用して倉庫や配送のネットワーク化、データと演算処理によるモノの動きの円滑化に取り組み、事業拡大につなげる。

調達した資金は、開発力強化に向けたエンジニア採用に投資する方針で、主にサーバーや機械学習分野のソフトウェアエンジニアを中心とした人材採用や、プロダクト開発に充てる。物流業界以外からも広く人材を募り、組織基盤の強化を図る。