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SBSリコーロジ、新開発の包装箱で作業・輸送効率化

2020年10月26日 (月)

認証・表彰SBSリコーロジスティクスは26日、日本包装技術協会が主催する「2020日本パッケージングコンテスト」で、同社とリコー、サンエコーが共同開発した色素増感太陽電池用の包装箱が工業包装部門賞を受賞したと発表した。

この包装材は、ガラス素材のリコー製小型太陽電池を梱包するために開発されたもの。組み立てる際に、ワンタッチで蓋を閉じられる構造としたことで、従来の梱包材と比べて組み立て時間を88%削減した。

また、繊細な太陽電池を守るため、勝手に蓋が開かないようロックが掛かる穴を設け、ロックされた部分が突起して外的な衝撃を緩和する構造を採用。内部では、太陽電池と箱内の隙間が緩衝性を確保し、省資源化も実現した。

3社は、適切な入数で商品梱包できるよう、1個包装用と2個包装用の2種類を開発し、サイズの異なる3種類のシリーズ品を包装可能としたほか、平積みできるよう天面と底部に罫線を入れて平らにし、保管・輸送の効率化にも配慮。庫内作業・輸送の効率化と資材コストの低減を実現し、今回の受賞に至った。

このコンテストは、優れたパッケージとその技術を開発・普及することを目的にしたもので、今回は398件の応募の中からジャパンスター賞、包装技術賞、包装部門賞が選出された。SBSリコーロジスティクスは、今回で8度目の受賞となった。