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サービス・商品自動倉庫を構成する装置、基盤、管理システムを最新の仕様のものに入れ替えて「刷新」させる事業を手がけるAPT(千葉市美浜区)は5日、このサービスによる自動倉庫システムのリニューアル件数が累計1000件を超えた、と発表した。
自動倉庫システムの多くは管理ソフト、制御装置、搬送機械、保管棚で構成されているが、システムを安定稼働させるためには、自動倉庫の制御コンピューターや制御装置を5-10年に1回程度の更新やメンテナンスが必要になる。
しかし、自動倉庫システムはメーカー独自の仕組みで構成されているものが多く、メーカーの保守期間が満了すると「ブラックボックス」化してしまうため、更新・メンテナンス費用が高額になるケースが多発。
同社のリニューアルサービスは、こうした自動倉庫を利用している事業者に対し、システムのオープン化、汎用化を取り入れる独自ソリューションを開発、提供するもので、管理システムを新たなシステムに入れ替え、更新費用を削減する。
制御装置を汎用部品のみで行う保全工事を通じて特注部品を撤廃することで、システムやソフトウェアの仕様を完全にオープン化することが可能で、細かな仕様変更や急なトラブル時のメンテナンスを自社保全へと切り替える取り組みをサポートする。

▲リニューアル件数の推移(出所:APT)