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オンロボット、クリーンルーム対応のグリッパー開発

2020年11月13日 (金)

(出所:OnRobot)

サービス・商品デンマークのOnRobot(オンロボット、日本支社は東京都豊島区)は13日、扱いやすさと接続しやすさに優れたクリーンルーム対応のパラレルグリッパー「2FG7」を開発したと発表した。

企業規模を問わず低コストでグリップ作業を導入できるように配慮して設計したという2FG7は、設定にかかる時間がわずか数分と短く、「限られたスペースでも厳しいペイロードを処理できる」(同社)点も特徴で、開発元のオンロボットでは反復作業、マテリアルハンドリング、組み立てなどの利用シーンを想定している。

最大ペイロードは11キロで、外側把持の有効範囲は最大74ミリ、把持力は20-140N。重量のある大きなペイロードを容易に扱うことができる。

同社のエンリコクログアイベルセンCEOは「顧客からは当社製品の持ち味である扱いやすさを損なわずに、6キロ以上のペイロードに対応できるパラレルグリッパーを求められていた。ロボットのハードウェア部品のコストは低下しているが、産業用ロボットの周辺機器の大半は、導入が極めて複雑で時間がかかり、中小製造業にはメリットがなかった。このような状況を変えてみせる」と話している。

(出所:OnRobot)