OnRobot、把持力調整可能なマグネットグリッパー

（出所：OnRobot）

サービス・商品デンマーク企業のOnRobot（オンロボット）は15日、マグネットグリッパー「MG10」を発表した。グリップの把持力をプログラムでき、グリップ部分には部品を検出するセンサーを内蔵している。

標準的なマグネットグリッパーには、電源スイッチ機能のみを搭載するシンプルな製品が多く、グリッパーの把持力を調整するにはゴム製の「足」を付けて磁石と部品の間にスペースを作る必要があり、手間がかかるだけでなく精密さにも欠けるため、望んだ結果が得られないケースも少なくない。

MG10は把持力を調整する機能を搭載し、手作業から解放されるほか、正確な材料ハンドリングも得意。グリップ部分に部品を検出するセンサーが内蔵されており、例えば、ロボットが積み重なった薄板金属から必要分を持ち上げ、プレス機や折り曲げ機にセットし、プレスや折り曲げが完了すると薄板を取り外すといったマシンテンディング作業を安全に行うことができる。

作業の途中でロボットの電源が切れた場合や緊急停止が必要なタイミングでも、センサーが機能して把持している部品の落下を防ぐという。

■詳細
https://onrobot.com/ja